生放送!とことん共産党
宮本岳・辰巳氏ら 「森友」疑惑を検証
国有地激安買い、首相夫人“広告塔”
日本共産党のインターネット番組「とことん共産党」は8日、宮本岳志衆院議員をゲストに招き、「森友学園」問題について検証しました。司会は辰巳孝太郎参院議員と木田真理子さんです。
宮本氏は、森友学園の籠池泰典理事長の望みどおり国有地の売却額が引き下げられた経過にふれ「不動産鑑定の結果は9億5600万円。それが8億円も値引き。適正なわけがない」と語りました。
辰巳氏は、国有地の売買では通常、随意契約でも安売りにならないよう行われる国と購入希望者との「見積もり合わせ」が、今回は実施されていないと指摘しました。
宮本氏は、森友側が国に支払う国有地の最終売却額1億3400万円が、「土壌汚染除去等費用」として国が森友側に支払った1億3200万円とほぼ同額だと強調。“約8億円値引き”の根拠とされている、掘り下げ工事を3・8メートルにした理由について国が答えられないことを示し、最終的な売却額が“1億3400万円ありき”で積算されている可能性を指摘しました。
木田さんは「塚本幼稚園」(森友学園運営)に孫が通っていたという人からのメールを紹介。メールには、娘夫婦が「安倍首相夫人が関係しているから安心できる」と話していたことが書かれており、同学園の「広告塔」となっていた安倍晋三首相夫人の道義的責任が浮き彫りになりました。
宮本氏は、日本共産党の国会質問後、世論も大きく変化し、大阪府も同学園の小学校設置を認可できない状況だとして、関係者の国会招致、真相究明に全力を尽くす決意を語りました。(しんぶん赤旗日刊3/10付けより転載)