昭恵氏 府私学審会長と面会
森友学園認可 話した疑い
宮本岳志議員追及
日本共産党の宮本岳志議員は12日の衆院財務金融委員会で、安倍晋三首相夫人の昭恵氏が森友学園で講演する前日に、大阪府私学審議会会長とも面会していたことを指摘し、詳細を明らかにするよう迫りました。
昭恵氏は2015年9月4日に、森友学園の小学校設置を条件付きで認可した大阪府私学審議会の梶田叡一会長(奈良学園大学学長)と面会。同日、奈良学園大学で開催されたイベントにゲストとして昭恵氏が参加し、梶田氏も同席していました。
宮本氏は「(昭恵氏は)翌日、森友学園に講師で行く予定なのだから(森友学園の)小学校建設や認可に関する話が昭恵氏と梶田学長の間で交わされたことは容易に想像できる」と指摘。昭恵氏の関西出張には、政府職員が公務として随行しているとして、出張内容を明らかにするよう求めました。
土生栄二内閣審議官は「(首相夫人付の政府)職員が同日、(奈良学園)大学に同行したのは事実だ」と認めながら、「総理夫人の私的行為、日程については答える立場にない」と答弁を拒否しました。
宮本氏は、9月4日、5日の昭恵氏の関西出張後、首相夫人付の政府職員を介した電話、ファクス、手紙での口利き疑惑に発展していくと指摘。「事実を解明するためにも出張内容を明らかにすることが必要だ」と重ねて主張しました。(しんぶん赤旗日刊4/13付けより転載)