隠しているのは「首相夫妻」
予算委開催求める
BSで宮本岳氏
日本共産党の宮本岳志衆院議員は27日、BSフジの「プライムニュース」に出演し、学校法人「森友学園」での財務省の決裁文書改ざん問題について、同日におこなわれた佐川宣寿・前理財局長への証人喚問をふまえて与野党と議論を交わしました。
昨年の参院予算委員会で佐川氏が「(森友学園との)交渉記録はなかった」と「でたらめ」な答弁をした背景をきかれ、宮本氏は「14文書、300カ所になる改ざんも含めて、ウソにウソを重ねて、隠そうとしてきた根本は、安倍首相、妻・昭恵氏との関わりだ」と指摘しました。
さらに、宮本氏は「改ざんで大きく削られているところに妻・昭恵氏の名前が出てくる。妻・昭恵氏は、改ざんで全部削られた。この問題は、国民的には内閣支持率が十数%落ちるような関心事であり、政治の不信を招いているにもかかわらず、佐川氏は安倍首相や妻・昭恵氏の影響を隠そうとしている」と批判しました。
自民党の菅原一秀衆院議員は「(政治家の関与が)あれば大問題だが、佐川氏がないと言っているからない」と真相解明に消極的な姿勢を示しました。
今後の真相解明に向けて宮本氏は「国会、まずは予算委員会でやるべきです。国会がしっかり責任を果たす必要がある」と述べました。
立憲民主党の福山哲郎幹事長は「さらなる真相究明を。(そのために)予算委員会を開催すべきだ」と述べました。(しんぶん赤旗日刊3/29付けより転載)