重大事故 後を絶たず
新名神工事 宮本氏らが現地視察
大阪府枚方(ひらかた)市樟葉(くずは)の新名神高速道路建設現場で、足場が崩れ川に転落した作業員が死亡した先月15日の事故について、日本共産党の宮本岳志衆院議員、清水忠史前衆院議員らが9日、現場を視察しました。
西日本高速道路(NEXCO西日本)によると事故は、淀川に架かる橋を造るための仮桟橋を延ばす作業中、クレーンを誘導していた作業員が水面から5メートルの高さから鋼材とともに転落し、死亡しました。
新名神の工事では重大事故が相次いでいます。2016年4月に神戸市北区で橋桁が落下して作業員2人が死亡、8人が負傷。同年10月には兵庫県猪名川町の高架橋から作業員1人が転落死。昨年6月と9月にも死亡事故が起きています。
宮本氏は「緊急事態、安全対策と言いながら根絶されていない。工期を急ぐことが影響していないか一つひとつ明らかにしていく必要がある」と話し、清水氏は「原因究明と再発防止、安全対策ができるまでは工事を再開するわけにはいかない」と述べました。
広瀬ひとみ、松岡ちひろ両大阪・枚方市議、北野紀子兵庫・川西市議、みわ智之府議予定候補、金田峰生国会議員団兵庫事務所長、門屋史明兵庫県議団事務局長らが同行しました。(しんぶん赤旗日刊4/10付けより転載)