加計疑惑追及さらに
宮本岳氏が出演 BSフジ
日本共産党の宮本岳志衆院議員は10日、BSフジの「プライムニュース」に出演し、同日国会で行われた柳瀬唯夫元首相秘書官の参考人質疑について、柳瀬氏が官邸で加計学園関係者に会っていた事実を認めさせるなど成果があったと話しました。
宮本氏は、柳瀬氏が加計学園事務局長との面談について「朝日」から聞かれ、「記憶にない」と答えていたことから一転して「とうとう認めざるを得なくなったということだ」と強調しました。
出演した立憲民主党の逢坂誠二衆院議員は、官邸で3回も面談していた事実の発覚について「この案件がまさに加計主導だったことの一つの証明だ」と述べました。
出演した自民党の片山さつき参院議員は、国家戦略特区が「岩盤規制に穴をあけるために(国、自治体、事業者が)三位一体でドリルになりがちな制度だ」などと述べ、柳瀬氏を擁護。
これに対し、宮本氏は「この事件はそもそもえこひいきがあったのではないかという問題だ。(片山氏の話だと)国家戦略特区はえこひいきをする制度で、何が悪いのかということになる。事業者を公募して選定するという制度の仕組みとの大きな矛盾だ」と批判しました。
司会者から、14日に予定されている安倍首相出席の集中審議に向けて野党の姿勢を問われ、宮本氏は「首相と首相秘書官は一心同体。秘書官が(安倍首相に)報告しなかったから私は知らないでは済まない。『柳瀬さんが悪い』で済む問題ではない」と安倍首相の責任追及を強調。逢坂氏は「(首相が柳瀬氏から)報告を全く受けていないというのはあり得ない。改めてたださないといけない」と語りました。(しんぶん赤旗日刊5/12付けより転載)