15日は、先の豪雨で被害の出た神戸市兵庫区清水町鵯越筋、姫路市夢前町などで現地調査を行ないました。神戸市では、砂防ダムの建設が計画されているところで、市、国ともに土砂災害の危険性を認めていた地域でした。公道の土砂は撤去されていましたが、私道については、市が撤去を約束しているものの、いつになるかは分からず、住民とボランティアが撤去を始めていました。
姫路市では、住宅の裏山が崩れ、駐車場に流れ込んだ土砂に自家用車が押し流されました。幸い大きな損傷はありませんでした。姫路市は、私有地の土砂もいっしょに撤去されていました。
最後は、余部地域で揖保川の河口近く、支流の蟠洞川内水氾濫をした地域です。当時、揖保川の水位は約9㍍、蟠洞川は4~5㍍で、逆流を防ぐために水門を閉めたと言うことでした。しかし、排水用のポンプは設置されていませんでした。田畑が水没し、数件が床下浸水しました。いずれの地域も人的被害は発生していません。