◆9月19日 大風21号「農業被害-国の支援不可欠」紀の川市 宮本議員が調査・要望聞く
日本共産党の宮本岳志衆院議員は19日、「ゆたかで住みよい和歌山県をつくる会」知事候補の畑中正好氏とともに、台風21号で大きな被害を受けた紀の川市に入りました。門眞一郎、石川仁両紀の川市議が同行しました。現地を案内した紀の川農協の宇田篤弘組合長は、同農協だけで1億円を
超える農産物被害が出ているとし、国や県、市の支援の必要性を訴えました。宮本氏はその場で、内閣府からの聞き取りを翌日にセットし、激甚災害の指定状況などをただすと約束しました。被害地で、強風でビニールハウスが壊された農家の男性は「ここまでひどい被害は初めて。丸々自己資金だけでの再建は無理」と支援を求め、キウイ農家の男性は「葉が吹き飛ばされ、来年は花が咲かない。元にもどるまで4年はかかる」と被害が長引く苦境を訴えました。宮本氏らは紀の川市役所でも懇談。林信良副市長は「現時点の集計で県全体の農業被害の半分は紀の川」と12億3000万円にのぼる農業被害を報告。宮本氏は「与野党をこえての問題です。しっかりやりたい」と述べました。(9月21日「しんぶん赤旗」近畿版)
◆9月27日「台風21号 農業被害深刻」宮本議員が奈良農民連と懇談
日本共産党21号台風災害対策本部の宮本たけし副本部長・衆院議員は27日、奈良市の奈良県農民連北和センターと田原本町で農業被害について農民連会員と懇談しました。奈良市では山村さちほ県議が同席し、田原本町には、かまの祥二参院奈良選挙区候補が同行しました。
奈良市の同センターで農民連の森本吉秀会長(党明日香村議)は、「21号台風でナシや柿などの果樹被害のかげでビニールハウスの被害が多く聞かれています。県知事や近畿農政局に要望を指定ある」と県内の状況を説明しました。田原本町から来たナスビ農家の会員は「傷ついたナスビをコンテナ12~13杯分廃棄した。出荷できたのは4~5箱分ほど、価格保証はあるが出荷した分だけしかつかない」と肩を落としました。奈良市のキューリをつくる新規就農の女性は「台風でキューリに傷がつき商品にならない。毎年のように台風や大雨の被害にあい、下支えしてくれる制度がないと気持ちが折れてしまう」と話しました。宮本氏は「要望をよく聞き、みなさんの使いやすい制度を作っていきたい」と話しました。奈良市で懇談後、宮本氏は田原本町に向かい、会員宅を訪ねました。87歳の男性は「2014年の大雪災害で倒れて立て直したハウス2棟が台風で倒れた。来年は田んぼにする予定だが、野菜に比べてコメの価格は安すぎる」と話しました。
(9月29日「しんぶん赤旗」近畿版)