宮本たけし衆院議員
滋賀県の日本共産党湖北地区委員会は11日、宮本たけし衆院議員を迎え、「日本共産党演説会・杉本としたか県政報告会」を長浜市で開きました。宮本氏は、来年の統一地方選と参院選を「安倍内閣を打ち破って新しい政治を切り開く大きなたたかいにしよう」と述べ、日本共産党への支援を訴えました。「安倍政治の4つの破たん」を語り、「来年の参院選まで改憲の発議を絶対にさせない。そして参院選で参議院の3分の2はおろか、半分以に下まで改憲勢力をボロ負けさせれば憲法改悪をストップさせることはできる」と力を込めました。杉本県議は、▽県立学校へのエアコン整備▽長浜ドームへの出入り口新設▽県立大学の授業料減免拡大▽巨額の国体施設整備費の追及―など自身の議員活動や共産党議席の値打ちについて縦横に語りました。節木三千代党県議団長は「長浜選挙区だけでなく、滋賀になくてはならない県議席」と杉本氏の活躍を紹介。グランドゴルフ仲間の女性は「もう一度上がってもらいたい」と述べ、参加者の女性(64)は「共産党は住民の要求を実現するために素早く行動してくれる」と語りました。(11月14日「しんぶん赤旗」近畿版)
日本共産党の宮本岳志衆院議員は11日、滋賀県長浜市鳥羽上町の建設残土の崩落現場を視察し、スギが立ち枯れるなどの被害を受けた山林所有者から要望を聞きました。日本共産党の杉本敏隆県議、浅見信夫市議、北村富生農業委員が同行しました。住民らの話によると、山林に建設残土が投棄され始めたのは2015年9月。翌16年10月の崩落により下部の山林を埋め尽くして数百本のスギ林を壊し、その後の大雨で崩壊した土砂が近くの川にも流れ込みました。杉本県議が今年7月に県議会でこの問題を取り上げ、生活環境の保全や土砂災害の発生防止のため、県の条例制定を求めましたが、三日月大造知事は「必要と判断する市町が条例等により対応されることが望ましい。県の条例は必要と考えていない」とこたえました。山林所有者らは、調停が不成立となったため裁判の準備を進めています。視察に参加した女性は「とにかく原状回復してほしい」と訴え、住民は「崩落するのがわかっていて急傾斜地に残土を投棄するのは問題」だと話し、国による対応を求めました。
宮本議員は同日、長浜市内の北陸自動車道の橋中央部分の鉄骨が出入り口より7㌢下がり、橋の下の一般道を通行するトラックが途中で動けなくなる現場も視察しました。
(11月14日「しんぶん赤旗」近畿版)